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医学部5年 snipe級 橋本 和明
今回の唐津での西医体で引退することになりました橋本です。今年の西医体は過去に経験してきたどの西医体よりも充実したものとなりました。プラクティスレースの1レース、本レースの全12レースを4年の岡田のクルーとして出場しました。結果としてプラクティスレースで1位、本レースで1位、総合で3位という結果を得ることが出来ました。プラクティスレースでは1上でトップ回航し、サイド下で今まで一度も外れたことのなかったソフトシャックルが外れてしまうというトラブルが起こり、最後の西医体でなぜこんなことが起こるのかと泣きそうになったりしましたが、この時は岡田から励まされてなんとかそのまま1位をキープしてフィニッシュ出来たり、本レースでスタート時間を1分早く勘違いし、上1から艇団の上側を横切って下1に移ってスタートしたりなど、リザルトだけでは分からない様々なドラマが艇の上では起こっていました。本レースでは1~10レース目まですべて1位となり、10レース目に1位でフィニッシュしてクラス優勝が確定した後は岡田と抱き合って喜びました。今回の西医体は470の草野・常世田も頑張っており、総合優勝を宮崎大学、兵庫医科大学と争う様相となりました。スナイプは最終日にはチーム戦に徹することが出来る状況でしたので、宮崎大学や兵庫医科大学と競り合いました。なかなかできることではないので貴重な経験をすることが出来ました。チームで戦うという点は普段の練習でほとんどやっていなかったので課題の残る結果となりました。唐津での西医体はプラクティス、本レース1日目、2日目はコンスタントに8mの北風が吹いており、柏原の海面と似たようなコンディションでレースが出来たこと、スナイプは31332(響)とニューセイルであったこと、昨年から1年以上5年、4年の同じペアで固定して練習出来たこと、抱負にも書きましたが小戸合宿やインカレなど数多くの遠征を行ってきたことなど、様々な好条件が重なったことが良い結果を得ることが出来た要因だと思います。もちろん前提条件として昭十九さん、顧問の大和先生をはじめとした多くのヨット部OBOGの皆様、KSCの皆様、現役部員の皆の御協力があってこそ、ヨット部としての活動を行うことが出来ていることは忘れたことは御座いません。
今までの現役での4年半は決して楽しいばかりではなく辛いことも数多くありましたが、最後まで続けるということは人生においてとても大切なことではないか、と個人的に考えております。続けているときはとても長く感じたものですが、終わってしまうとあっという間であったように感じます。引退されていった先輩方も同じように感じておられたのかもしれません。自分が1年生の時は部員が少なく、優勝を狙うという段階ではなく、部の存続が危ぶまれているような状況でした。しかし、現在の4年生の代が多く入部してくれたので、ここまでこぎ着けることが出来たように思います。今回の西医体でもレースが終わった後に陸で部員の皆や中河原先生が笑顔で出迎えてくれた時は本当にうれしくて、部活を続けてきて本当に良かったと思いました。これからは4年生以下の現役の部活となります。良いチームを築き上げて来年の浜名湖でも大いに産業医科大学ヨット部が盛り上がることを期待しています。自分も出来る範囲で貢献していきます。今まで辛い時もあった中で一番身近な相談役となってくれた同期の草野や津留には本当に感謝しています。自分一人だったならばこのように素晴らしい引退は出来なかったと思います。身近なOBOGとしておせっかいにならない範囲で部活に関わっていければな、と思っているのでよろしくお願いします。OBOGの皆様方、今まで本当にありがとうございました、今後ともヨット部への変わらぬ御指導、御鞭撻、御支援をどうかよろしくお願い致します。
医学部5年 470級 草野 緑
今回の西医体をもって引退することになりました草野です。470のスキッパーとして全日程、3年の常世田と出場させて頂きました。
ハーバーに御越し頂いた大和先生、百田先生、中河原先生、加藤先生、高先生、ありがとうございました。また、多くの皆様から御声援頂き、非常に励みになりました。誠にありがとうございました。
また、直前の練習を大和先生、中河原先生、加藤先生に御指導頂き、感謝申し上げます。
このたび、470としては6位でしたが、総合3位に貢献することができました。
これらの結果は、練習で、陸で支えてくれたOBOGの皆様、全部員のおかげです。特に、怪我や体調不良が重なりながら、小南風隊長としてヨットに乗るプレーヤーと同じように部活に来て運営を取り仕切ってくれ、今年は主務としてすべての大会に帯同してくれた4年の有田には本当に頭が上がりません。
コメディカルレースは緊張もあり、結果は気にせずに走りましたが、吹き上がった3レース目で1上2位で回航してしまい驚いてしまいました。(その後リーチで沈…)そんなこともあり、不安と期待の中はじまった本レースですが、レース展開としては、海面のフレや風は安定しており、ボートスピードと角度で勝負する海面でした。私たちは1上で作ったリードを1下でやや消費し、2上でまた巻き返してそのまま粘ってフィニッシュ、という、得意の強風の上りに頼り切った形でのレースが多かったです。
やはり遅いと思っていたリーチングは遅く歯がゆかったですが、スタートや加速もおおよそうまくいきました。他艇と並んで上れば多くは抜けましたし、1上の回航では安定して4位以内で1位や2位で回航することも出来、非常に気持ちよかったです。
10レース目で5位フィニッシュを目の前にしての沈、12レース目では総合で争っていた大学からスタート前からマークされ逃げ切れなかったことなど、悔しいレースはあります。それがなければ、とも思います。でもそれも含めて実力ですし、練習以上のことはできません。2日目の最終レースで失敗してしまい意気消沈して着岸した際、陸でみんながそれぞれにフォローしてくれ、次の日へと後押ししてくれました。スナイプチームも、自分たちがどうにかするから、あとは気楽に走っていいと言ってくれました。翌日、テルテールが役に立たない雨とブローラルの激しい軽風、20度は平気で振れるフレフレの海面。強風のロングレグよりある意味きつかったこの海面で3位をとることができました。みんながとらせてくれた結果でしたし、自分も常世田もきついと思った中で練習が活きて結果で応えることができた。そういう点でこのレースは特別に嬉しいものでした。12レース目はつぶされて逃げることができませんでしたが、コース取りや権利主張、プロテスト(勝利)、スタート前やフィニッシュ直前の攻防、チーム戦と、ヨットレースを存分に味わい、やりきったと思える3日間でした。純粋にいままでのどのレースよりも楽しめました。そのようなレースをさせてくれた常世田、本当についてきてくれてありがとう。練習中きつい思いをたくさんさせたと思うけど、御陰でいい景色を見ることができました。また、練習で迷惑をかけ、不甲斐無い私でしたが、練習で刺激をくれた4年生の石塚、村瀬、岡田、ありがとう。他大学が艇トラブルを起こしハーバーバックをする中で、梱包しかけた4006を予備艇として再艤装してくれたりと、470チームにもたくさん支えてもらいました。昨年のスナイプの好成績から点数計算等の重要性を学んだように、この結果がなんらかの形で支えてくれた後輩たちの糧になれれば嬉しいです。
総合優勝が目の前にありながら逃してしまった悔しい気持ちは心の隅にありますが、好きな風でへとへとになるまで10レース、苦手な風でも3位をとれ、実力を十分に発揮し総合3位に貢献できたのは、他大学や他の年度の引退生の中でも、恵まれた引退生だと思います。どれだけ努力し実力があっても結果が伴わないこともあると思います。様々な人に支えられこのような引退ができ非常に幸せです。
私が入部した当初、470は私を含めて3人で、一時期は470を1艇出すので精一杯でした。人数の少ない時期を乗り越え、産医大ヨット部というチームが良い方向に進み始めているのは、先輩方の御尽力があってこそでした。
現役部員は、結果を目指して前を向く今だからこそ、ヨットの基礎、沈起こしを含む安全対策や、部員との結束や思いやり、礼儀や挨拶といったところの足元をもう一度固め、次期主将の常世田を中心にまた良いチームを作ってください。そして、現在のいいところを維持しつつも、知識や動画で多彩な面から貪欲にヨットというスポーツを探究し、なによりヨットを楽しんでほしい。これからきっと精神的にも体力的にもきついことが今後あると思います。困難に遭遇したときは、人に頼り、人を支え、みんなでたくさんの思い出を作ってほしいと思います。
自分の走りの中の引き出しやイメージの多くは、一緒に乗って頂いたOBの方のものです。長くて1日、短い方は1レースくらいでしたが、そういった方のちょっとした所作や言葉にたくさんのヒントを頂きました。なかなか部員のみの練習では客観的な視点が得にくいなか、改善点を指摘して頂くことや、コーチングのとある一言が、自分の中の知識と結びついて、劇的に走りが良くなったことも多々あります。御指導頂いた多くのOBOGの皆様には改めて深く御礼申し上げます。
一度は本当に辞めようと思いましたし、そのあとも何度も逃げ出したくなる局面がありました。そういった局面で昭十九さんや様々なOBOGの皆様からの激励や、部員の助けがあり、それらを乗り越え成長し、引退を迎えることができました。色々あった4年半でしたが、同期の津留、橋本に支えてもらい、一緒に笑顔で引退出来、この部活を続けてきてよかったと思います。本当にありがとう、お疲れ様でした。また、マネージャーの長田、森中、本当によく気が利いて、きついことも多かっただろうけど十二分にサポートしてくれてありがとう。
最後になりましたが、昭十九さん、大和先生をはじめOBOGの皆様、KSCの皆様には多方面でお世話になり、心より感謝を申し上げます。これまでヨット部で関わったすべての方々に感謝しております。様々なご支援に支えられて活動させて頂きました。これからは自分もその一員となり今後のヨット部を支え、その中で後輩になにか還元することが出来ればと思います。そして、来年以降の西医体もOGとして楽しめたらこの上なく嬉しいです。
今後ともどうか産業医科大学ヨット部を宜しくお願い致します。
医学部4年 snipe級 岡田 重
スキッパーとしてプレレース1レース目を橋本先輩、2・3レース目を2年の中野と出場し、本レースは全て橋本先輩と出場しました。
プレレースは1-1-4
本レースは2日目10Rまでに1-1-1-1-1-1-1-1-1-1を取りプレレースと本レース共にスナイプ級の優勝を収めました。自分の2年生からのレース出場経験、唐津の強風コンディション、1年弱ペアを組んだクルーの橋本先輩という条件を考えると勝たざるを得ない条件でした。とは言え、自分が1年の時の浜名湖西医体で決心したスナイプ優勝という目標をこのような形で達成し、2日目優勝が決定した10R目のトップホーンを聞いてフィニッシュした時は知らないうちに大泣きしてしまいました。
ですが嬉しさはその日のうちに消え、総合3位という結果の悔しさだけが残っています。自分が最終日のカットレースでもっと徹底的に点数シュミレーションをし、情けを捨てて宮崎を潰せば総合は2位でした。
自分がヨットをできるのもついにあと1年になってしまいました。この1年間で自分の持っている経験、知識、技術を後輩に伝え、産医大ヨット部のチーム力のレベルアップに努めたいと思っています。また、来年は浜名湖での開催となり軽風が考えられます。あいつは強風だけかと言われないないよう自分はオールラウンドセーラーを目指します。
最後に、ハーバーまでお越し下さりましたOBOGの先生方、大和先生ありがとうございました。現役部員が部活を行えるのはOBOG様のご支援、ご声援があるからに他なりません。先生方の期待に答えられるようこれから1年間また次の西医体に向けて現役部員で頑張りますので、これからもよろしくお願いします。
医学部4年 470級 石塚 洸太郎
今回、プラクティスレースに高橋、村瀬のスキッパーで出場いたしました。
プラクティスレースでは2人それぞれと、それぞれ違った課題やテーマができましたし、個人でも秋から取り組むべきテーマも見つかりました。
本レースでは今年は良い結果となりました。自分は本レースには出ずに丘待ちでしたが、自分が部長している代で九州水域そしてヨット部40周年でこのような結果になったのは部長として嬉しく思います。
自分は部長としては正直出来の良い方ではなかったので本当に多くの方にご迷惑をおかけしましたし、多くのお叱りもして頂きました。部の運営もうまくできなくて部員にもとても迷惑をかけました。
1年間何とか部長が出来たのは、月並みな言葉ですが、部員、昭十九さん、OBOGさん、KSC、漁港の方や小戸の方や合宿でお世話になった西南さんなど、本当に多くの方に助けてもらったおかげです。支えなしではとてもではありませんが無理でした。ありがとうございます。
また今回の西医体で、改めて多くのOBOGの皆様に産医大ヨット部は可愛がって頂いていると感じました。多くのご声援、部長として大変心強かったです。代は変わりますがこれからの産医大ヨット部もぜひ応援して頂けると嬉しいです。
今年は本レースに自分は出ていないので、部長としては嬉しかったですが、選手としては正直あまり喜べていません。むしろメダルをかけた4人が羨ましく本レースに出れなかったことがこの総合3位という結果であることも相まって本当に非常に悔しいです。来年はいよいよ自分の引退なので、秋からまた同期、後輩達と頑張って、浜名湖では自分の手でメダルと賞状、カップを取りに行きます!!
医学部4年 470級 村瀬 圭祐
『あきらめないで自分の欠点を1つ1つ潰していく』
これが成功のために必要だとしたら、今回の西医体では潰しきれず逆に欠点が多く見えました。
引退まで1年という短いじかんですが、今年の結果を凌ぐよう残り時間使うべきだと肝に銘じ、秋から集中していきたいと思います。
応援してくださった皆様ありがとうございます。今後も精進してまいりますので今後ともよろしくお願いします。
医学部3年 470級 常世田 修平
西医体皆様お疲れ様でした。
まず、昭十九さんをはじめ、多くの御支援御声援をしていただきましたOBOGの皆様、またお忙しい中ハーバーまでお越しくださいました大和先生、百田先生、中河原先生、加藤先生、黒田さん本当にありがとうございました。多くの御支援御声援のお陰でこの西医体銅メダルを獲得できました。本当にありがとうございました。
自分は草野さんのクルーとして4日間15レースを致しました。
プラクティスレース、本レースでは本当に草野さんに迷惑をかけてばかりで本当にすみませんでした。西医体でのミスをあげればメモ帳に埋まるくらいの量はあるのですがここでは割愛したいと思います。この悔しさをバネに来年や再来年の西医体の糧にしていきます。
ですが、草野さんと最終日三位を取ったり、流し込みで2艇を出し抜いて四位を取ったときはめちゃくちゃ気持ちよかったです。最高でした。
話が変わりますが、最初、自分はスナイプのおかげの銅メダルと思っていました。
けど、それは違います。それは冒頭に書きましたOBOGの皆様をはじめ、1レースだけでも出たいはずなのに自分たちのサポートしてくださった470の7人、また、朝早いはずなのにプレーヤーより早く起きておにぎりを沢山作ってくれ、タオルまで作ってくれたマネージャー、また、結束力に富んだスナイプチームと関係者各位の後押しがなければ、決して取れなかったメダルと思います。
本当に感謝しかありません。
ありがとうございました。
自分はこの西医体終了後キャプテンとなります。同期のマネージャー2人は西医体で引退となりますので、同期は自分1人となってしまいました。
自分のこれからできることはこのクルーで見た経験を後輩に伝えていくこと。
自分はスキッパーとして、石塚さんに追いつき追い越せるように学ぶこと。
キャプテンとして締めるときは締める、緩めるときは緩める、メリハリのある部活にすること。
この3つをできる限りしていきたいと思います。
自分は不束者で、OBOGの皆様や、部活のみんなにご迷惑をおかけすることが正直とても多いと思います。こんな自分で申し訳ございませんが、OBOGの皆様、これからも産業医科大学ヨット部をよろしくお願い致します。また、部員の皆さんは色々文句も言うとは思いますがこんな俺に一年間一緒についてきてください。よろしくお願いします。
医学部2年 snipe級 中野 円華
今回の唐津での西医体プレレースで4年の岡田先輩のクルーとして出場させていただきました。
早くもレースに出場するのは5回目となりましたが、正直クルーワークの出来は前回のインカレ個戦の3割程度しか出来なかったと思います。元々苦手であったタックはもちろん最悪でしたが、好きだったはずのジャイブまで散々でした。特に1番記憶に残っているミスが上回航直後のランチャーアップです。出すタイミングを誤り、ランチャーがあらぬ方向に出てしまいました。今後のレースにおいてはこのような初歩的なミスは決してしないよう、10月から練習していきたいと思います。そして、西医体は今までに出場したレースとは違い私と実力が大差ない選手が多かったので新たな刺激を受けました。来年の西医体までに他のどの選手よりも実力を伸ばし速くなりたいです。
また、今回お忙しいにも関わらずハーバーまでお越しくださった大和先生、百田先生、中河原先生、加藤先生、高先生、差し入れをくださった栗林先生、メーリスで激励してくださった先生方を始めとしたOB・OGの皆さま、昭十九さん、黒田さん、温かいご声援ありがとうございました。今回の結果は皆さまのご声援とご指導の賜物であると心より感謝しております。
秋からはスキッパーとしての練習が始まりますが、早くスキッパーとしてのスキルを習得し1年生クルーと練習出来るようにしたいと思います。来年の西医体のプレレースでは岡田先輩の前を走れるように練習してまいりますので、これからもご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願い致します。
医学部2年 470級 高橋 雅
西医体プラクティスレースに4年の石塚先輩のクルーとして出場させていただきました。レースとしては2回目ですが、インカレの時より緊張していたように思います。同じようなコース、艇速で走る艇が多く、ミートすることもしばしばあり、権利主張や、周りを広く見ることが必要だと思いました。実際、今までで一番スタボと叫んだのではないかと思います。今までに練習してきたこと、タックやヒールバランス、零ラインの読み、乗り始めに比べ、多少成長できたのではないかと思いました。しかし、ジャイブが上手くいかなく遅れをとったり、スタートの際のジブの張り替えのもたつきでラインに入ることが出来なかったり、スキッパーの石塚先輩にはご迷惑をおかけして、まだまだ課題がたくさんあると思いました。そして、基本動作の一つ一つが改めて大事だと実感しました。秋からはスキッパーの練習も始まると思うので、今まで先輩方に頼りきりだった姿勢を改め、艤装を覚え、また、ヨットの知識と技術を身につけていきたいと思っております。最後に、応援に来ていただいた先生方、メーリスで応援して下さった先生方、また、影ながら見守って下さった皆様、本当にありがとうございました。
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